周りの木々が葉を赤く染めている中、
ひまわりの鮮やかな黄色が目に飛び込んできました。
美しかった。
僕が小学校2年生の夏休み、近所の公園で出会った
ハナムグリを家につれて帰って、すいかや砂糖水を
あげて育てていました。
学校から帰るのが毎日楽しみだった。
秋になって涼しくなり、毛布をかけて毎日毎日
眺めていました。
とうとう12月になっても、それでもハナムグリは
元気に動き回っていました。
このまま一緒に年を越せるかなぁ、
そう期待してワクワクしている中、
ハナムグリは動かなくなってしまいました。
悲しくて悲しくて・・・
次の日、学校の授業で作文を書きました。
「12月のハナムグリ」
先生は「ふつうは秋までしか生きないのに、12月まで
生きていたのはとてもすごい事なんだよ。」
そう言って、慰めてくれました。
今日、公園で見つけたひまわりを見て、
そんな事を思いだいました。
あのひまわりも、誰かが一生懸命に育てていたのかな。