8月15日に考えること。

 

68年前の8月15日、日本の戦争が終わった日。
私が子どもの頃は 、戦争を経験した人たちが周りにたくさんいた。
戦争の恐ろしさ、争うことの虚しさ、空襲の恐怖、原爆、放射能、沖縄戦・・・
たくさんの話を直接く機会が多かった。

話をしてくれた人たちは、
「戦争は二度としてはいけないよ」
「生命を大切に一生懸命に生きること」
をおしえてくれた。

戦地に行っていた私のおじいちゃんは、
晩年になればなる程、戦時中の夢でうなされていた。
戦地での話も色々してくれた。
かと思えば、戦争映画をみて懐かしがったり、戦友と会うと嬉しそうで、
幼い私は、「おじいちゃんは矛盾してるな」なんて思ってしまっていた。
今考えると、おじいちゃんが戦地で過ごした10年間は必死に生きていた時間だったんだろう。
けれども、おじいちゃんは私に何度も何度も力強くおしえてくれた。
「あっこ、戦争は絶対に二度としてはいけないよ。」と。

戦地に行っていたおじいちゃんも、空襲を経験したおばあちゃんも今はもういない。
世界中、まだまだたくさん争い事が絶えない。
日本でもこの先どうなるんだろう、という不安さえ漂ってる。

  私は、おじいちゃんおばあちゃんからの伝言を次の世代に受け継がねばと思う。